格安サーバーの目的別の正しい選び方

格安サーバーの目的別の正しい選び方

litespeed のサーバーは借りてはいけない

litespeed は、サーバーOSの一つで第四世代OSで、高速と言われています。
確かにそうなのですが、litespeed を使ったレンタルサーバーはどうでしょう?

litespeedの概念 vCPUを使ったレンタルサーバーは使い物にならない

レンタルサーバーに期待するのは、WEBページが円滑に「表示される」
ですよね?

litespeed には、仮想CPUという概念があって、この仮想のCPUの割り当てる数でそのサーバーの箱のスピードが決まります。

わかりやすく概念だけで説明すると、1つのパソコンのCPUを何人かで使うわけですが、Aさんに1秒、Bさんに1秒、Cさんに1秒で合計3秒。

Aさんの処理が1秒間に6個の処理ができるとします。
6個の処理のうち1個の処理に時間がかかってしまうとAさんが1秒間にできる処理は5個になってしまいます。

ですが、他のBさんCさんには影響が出ません。
AさんのCPUの時間を2秒にしてあげれば、Aさんは6個の処理を行うことができます。
この場合、概念的に、Aさんが 2vCPU、Bさん、Cさんは 1vCPU 渡しているということになります。


なぜ litespeedのレンタルサーバーは使い物にならないか

1つのCPUで処理できる数が60個だとします。

60人でCPUをわけたら1人1分間に1秒の処理になります。

仮にWEBページを表示するのに 0.5秒かかるとします。
すると一人のWEBページは、1秒間に2ページ表示できます。

ですが、裏側でFTPを使ってファイルのアップロードをするとします。
ファイルのアップロードも1件0.5秒。

すると、FTPでアップロードしている間WEBページは1ページしか表示できないということになります。

LiteSpeed は、1つのCPUを分けて使います。ここがポイントね。

今までは、1つの処理を複数のCPUを使って高速化を図っていました。
LiteSpeed は、その逆で1つの CPUを分けて使うという発想です。

サーバー会社的には、資源が少なくて済むということになります。

LiteSpeed そのものは高速でも、1つのCPUを何人で分けるかによって使う側が高速かどうかははなはだ疑問です。
というか、 1vCPU程度では先のようなアクセストラブルが頻発します。

アクセスの少ないサイトなら訪問者様に影響は出ないかもしれませんが、グーグルクローラなどが来た時接続が不安定だと当然ペナルティを食ってしまいます。

要するに LiteSpeed のサーバーはSEO的に不利。

少なくとも vCPUの数は 5個以上(推定)のプランでないと使い物になりません。
それでもクローラのトラブルは発生するかもしれません。

こういうリスクを抱えて「高速」のうたい文句にだまされるのはどうかと思います。

ちなみにですが、カラフルボックス、mixhost の場合、 目に見えてアクセス不能が発生します。
1vCPUと2vCPUです。

さらに LiteSpeed のデフォルトの操作パネルは cPanel です。
この cPanelも使用者にとって決して使いやすいものではありません。

世界で多く使われているのは事実ですが、使いやすいからという理由ではありません。
安いからです。

操作パネルを開発すればそれだけコストがかかります。
そこで既存の操作パネルを使うわけです。

その中で安いものとなると cPanel が筆頭にあがります。
だから、cPanelは、世界でよく使われている操作パネルということになるんです。

cPanel は、カスタマイズも容易です。
その結果、cPanel を使わせられるユーザーは、cPanel だから同じ操作・・・とはならないんですね。
基本的な動きは同じでも、詳細はサーバー会社のカスタマイズに依存します。


サーバー会社側の理由で LiteSpeed であり、 cPanel であるということを覚えておいてください。



litespeed のサーバーは借りてはいけないまとめ

レンタルサーバー会社側のコスト削減のために使われているのが LiteSpeed です。
高速と言われていますが、それはCPUをどれだけ割り振られるかによって異なります。

ざっと見た感じでは少なくとも1500円/月以下のプランではアクセストラブルが発生します。
SEO的に不利です。

結論としては、まだ LitSpeed のレンタルサーバーを借りてはいけないということです。
金儲け主義のレンタルサーバー屋さんが淘汰され、良心的にユーザーのことを本当に考えてサービスを提供するレンタルサーバー会社さんが LiteSpeed仕様のサーバーサービスを出してくるまで待ちましょう。

今現在、レンタルサーバーを借りるなら、アパッチベースのサーバーを借りましょう。
ただし、アパッチは、「逐次処理」のOSなのでアクセスが集中すると待ち時間が発生する場合があります。
それを考えると 「並行処理」の nginx(エックスエンジン) のOSを使っているサーバーの方が安心です。

さらに、SSD仕様のサーバーだと今までのサーバーよりも高速で安定しています。

そういった点でレンタルサーバーを絞り込むと、エックスサーバーしか見当たりません。