3分7ステップで終わるワードプレスのお引っ越し、ドメインのお引っ越し
3分で終わるワードプレスのお引っ越し(ファイル転送時間を除く)
サーバーをお引っ越しするのって大変だよね?ファイルの引っ越しは、なんとでもなるけど、問題は、データベース
商売柄、しょっちゅうワードプレスのサイトを引っ越しさせている、管理人がやっているワードプレスのサーバー引っ越し、ドメインの引っ越しする方法を公開します。
このサイトのコンテンツでは、以下のことを解説します。
1、ワードプレスを他のサーバーに引っ越す方法。(ドメインやワードプレスのURLの変更)
2、ワードプレスを同じサーバー内で引っ越す方法。
3、公開前にワードプレスにコンテンツを作ってからワードプレスをトップへ移動させる方法。
1、ワードプレスを他のサーバーに引っ越す方法。(ドメインやワードプレスのURLの変更)
ワードプレスを他のサーバーに引っ越すには(ドメインやワードプレスのURLの変更)、以下の手順で行います。- s1.ワードプレスのファイルをダウンロード
- s2.ファイルを新しいサーバーへアップロード
- s3.ワードプレスのデータベースをバックアップ(sxdの使用)
- s4.データベースを新しいサーバーへリカバリー(sxdの使用)
- s5.ワードプレスのデータベース設定を変更(wp-config.phpの書き換え)
- s6.データベースの内容を書き換える(searchreplacedb2でURLを書き換える)
- s7.ログインテスト/公開テスト
s5~は、ものの数分で終わります。
ね?簡単でしょ?
s1.ワードプレスのファイルをダウンロード
FTPにて現在のサーバーからワードプレスのデータをダウンロードします。ワードプレスは、wpの本体(ルート),wp-admin,wp-content,wp-includes のフォルダーから構成されていますので、これらを根こそぎダウンロードします。
最近は、大量のファイルのダウンロードが1回では済まないので、1度OKになっても、「ファイルサイズが異なる場合ダウンロードする」の設定で、何度も繰り返し、ダウンロードしてください。
管理人の環境では、FTPのステータスが変わらなくなるまで概ね10回ぐらい繰り返します。
(NEXTFTPの場合のステータスの表示場所)
この作業はしつこくしつこくしつこくやってください。(ツールの場合も同じです。win7以降FTPでのファイル転送は信用できなくなっているので数十回、場合によっては、丸一日何度も繰り返し上書き保存を繰り返してください。)
s2.ファイルを新しいサーバーへアップロード
とにかくこのFTPでのファイルの移動には、時間がかかります。1回OKになっても、ダウンロードの時同様、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、繰り返しアップロードしてください。
それでも失敗していることがあります。動かない場合は、まず最初にここの作業を疑ってください。
きちんとすべてのファイルがアップロードされていなければ、ツール類は、絶対、100%、確実にに動きません。
ここと s1 の作業がきちんとできていれば、ツールが動かない場合、ちゃんとその原因がメッセージで表示されます。
ダウンロード、アップロードに失敗していると、エラーメッセージでさえ表示されません。
ダウンロード、アップロードには、必要以上に時間をかけて繰り返し行ってください。
世界で3番目に信用できないのは、Windows7以降でのFTPのダウンロードとアップロードです。
s3.ワードプレスのデータベースをバックアップ
ダウンロード、アップロードができてしまえば、あとは楽。ここからは、プログラムがやってくれますから、時間もかかりません。ワードプレスの引っ越しで厄介なのは、データベースのお引っ越し。
なぜなら、多くのサイトで紹介しているデータベースの引っ越しは、phpmyadmin というMySQL(データベース)管理ツールを使おうとするから。
phpmyadmin は、テキストファイルでデータベースをバックアップしたりリカバリーします。
ですが、phpmyadmin は、サーバー上で動くプログラムなので、サーバーによっては(てか、すべてのレンタルサーバーはそう)プログラムの実行時間に制限があり、バックアップ、リカバリーの最中にプログラムがサーバーによって止められてしまいます。
だから、ワードプレスの引っ越しは大変だということになります。というか、「できない」という結果になります。
そこで、管理人が使っているのが、sxd というツール。
sxd (Sypex Dumper)は、サーバーの中でデータベースを圧縮したり解凍したりしてくれるツールです。
サーバーの中でことを済ませるのでサーバーの実行時間がものすごく少なくて済みます。
そのため、失敗することがほぼない。失敗するとしたら、その圧縮したファイルをダウンロード、アップロードするときです。
Sypex Dumper でデータベースを圧縮する(バックアップ)
データベースをバックアップする手順は、以下の通りです。- t1.Sypex Dumperをダウンロードしてくる
- t2.Sypex Dumperをセットアップする
- t3.Sypex Dumperでデータベースを圧縮(バックアップ)する
t1.Sypex Dumperをダウンロードしてくる
Sypex Dumperは、こちらからダウンロードしてきます。- dlownload へ
- ⇒ProじゃなくてOK
- ⇒解凍して、データベースのあるサーバーにアップロードします。
- ⇒Googole chrome で Sypex Dumper のURLへアクセスします。。
- ①データベースホスト名(データベースサーバー名)(データベースがどこにあるか)
- ②データベース名
- ③データベースユーザーID
- ④データベースユーザーパスワード
- cPanel系サーバー
- バックアップするデータベースのユーザーIDとパスワードを入力します。
- データベースを選択します。
- Export をクリックしてSaveJob名を入力します
- Excuteボタンを押します
t2.Sypex Dumperをセットアップする
Sypex Dumperは、データベースホストが Localhost ならば、問題なくいきなりアップロードしてOKです。
が、Localhost ではない場合。
sxd の中の cfg.php をテキストエディタで開いて my_host へ、データベースのホスト名を設定してください。
cfg.php を保存してアップロードしてください。
が、Localhost ではない場合。
sxd の中の cfg.php をテキストエディタで開いて my_host へ、データベースのホスト名を設定してください。
$CFG = array (
‘charsets’ => ‘cp1251 utf8 latin1’,
‘lang’ => ‘auto’,
‘time_web’ => ‘600’,
‘time_cron’ => ‘600’,
‘backup_path’ => ‘backup/’,
‘backup_url’ => ‘backup/’,
‘only_create’ => ‘MRG_MyISAM MERGE HEAP MEMORY’,
‘globstat’ => 0,
‘my_host’ => ‘ここにデータベースホスト名を設定(シングルクォート外さないように慎重に)’,
‘my_port’ => 3306,
‘my_user’ => ‘root’,
‘my_pass’ => ”,
‘my_comp’ => 0,
‘my_db’ => ”,
‘auth’ => ‘mysql cfg’,
‘user’ => ”,
‘pass’ => ”,
‘confirm’ => ‘6’,
‘exitURL’ => ‘./’,
);
cfg.php を保存してアップロードしてください。
場所はどこでも構いません。その場所のURLがわかるなら(笑)
※サーバーの場所とURLの関係すらわからない場合は、メールください。
有料にて、そうですねぇ~、1データベースの引っ越しを5000円でしてあげます(笑)(嘘です)
例えば、あなたのホームページのファイルを置く場所は、/home/abc/domain.com/ です。
URLは、http://domain.com/です。
などとサーバーから指示されている場合(通常は、サーバー契約時にメールで送られてくる)
その場所へ sxd をアップロードした場合は、sxd のURLは、http://domain.com/sxd/ となります。
と、その前に・・・
データベース(MySQL)を使う上で必要な4つの情報を知っているか?
データベース(MySQL)を使うには、次の4つの情報を知ってなければいけません。この情報は、ほとんどの場合、サーバーのコントロールパネルのデータベース設定の中に記載されています。
代表的なサーバーのデータベース情報を上げておきます。
↓
↓
↓
cPanel系のデータベースホストは、ほとんど localhost です。つまり、WEBサーバーと同じ場所にある。t3.Sypex Dumperでデータベースを圧縮(バックアップ)する
あとは、Sypex Dumper を呼び出して、データベースのバックアップを作成すればOK.Sypex Dumper を起動するとデータベースのID,パスワードを聞いてきます。
実行ログが表示されてしまえばおしまいです。
バックアップファイルは、sxd/backup/ の中に ~~.zip の形で作成されていますが、引っ越しの際には、sxd のフォルダーを丸ごとダウンロードしてきます。どっちにしてもリカバリーのために新しいサーバーへ sxd を入れる必要がありますから。
s4.データベースを新しいサーバーへリカバリー
前述のように、引っ越し元から sxd をフォルダーごとダウンロードしてきて、新しいサーバーへアップロードします。
Sypex Dumperは、データベースホストが Localhost ならば、問題なくいきなり起動してOKです。
が、Localhost ではない場合。
sxd の中の cfg.php をテキストエディタで開いて my_host へ、データベースのホスト名を設定してください。
cfg.php を保存してアップロードしてください。
が、Localhost ではない場合。
sxd の中の cfg.php をテキストエディタで開いて my_host へ、データベースのホスト名を設定してください。
$CFG = array (
‘charsets’ => ‘cp1251 utf8 latin1’,
‘lang’ => ‘auto’,
‘time_web’ => ‘600’,
‘time_cron’ => ‘600’,
‘backup_path’ => ‘backup/’,
‘backup_url’ => ‘backup/’,
‘only_create’ => ‘MRG_MyISAM MERGE HEAP MEMORY’,
‘globstat’ => 0,
‘my_host’ => ‘ここにデータベースホスト名を設定(シングルクォート外さないように慎重に)’,
‘my_port’ => 3306,
‘my_user’ => ‘root’,
‘my_pass’ => ”,
‘my_comp’ => 0,
‘my_db’ => ”,
‘auth’ => ‘mysql cfg’,
‘user’ => ”,
‘pass’ => ”,
‘confirm’ => ‘6’,
‘exitURL’ => ‘./’,
);
cfg.php を保存してアップロードしてください。
新しいサーバーへデータベースを作成します。
sxd を呼び出して、その新しいデータベースのユーザーID、パスワードで sxd に入ります。
ここまでは、前述の sxd でのデータベースのバックアップと同じですが、今度はリカバリーなので「Inport」をクリックして Inport Job 名を入れて(出てきたまま、だまってsaveを押せばOK)、Execute を押せば実行ログが表示され終了となります。